ミャク仕掛け(胴突き天秤の作り方) [◆タナゴ釣り 仕掛け]
週末に間に合う簡単な仕掛けがミャク仕掛け。
野釣りに一個は持っておきたいですね。
さて、昨日の続きです。
その前にトンボの縛り方はマスターできましたか?
フロロカーボンハリス1.7号。ナイロンラインはNGです。
1.7号には特に意味はありません。手元にあったので使いました。2.0号でも問題ないでしょう。
10cmにカットした糸と20cmにカットした物を準備します。
10cmにカットした短い糸は天秤の足部分になります。
20cmにカットした長い糸は天秤の胴部分になります。
それと、内径0.5~0.6mmのウレタンパイプ。3mmにカットします。
道具は瞬間接着剤とライター。ハサミと定規も用意してください。
1. 短い糸にカットしたパイプを通します。
2.短い糸の先端部分をライターであぶり、玉を作ります。
1mm程短くなる程度の玉です。
工程としては(1)の前でも良いです。
3.玉を作っていない方の端を折り返してパイプに通し、適当な大きさのチチワにします。
バリエーションとしては、自動ハリス止めを使用する方法もあります→リンク
なぜ縛らないかというと、フロロカーボンは硬く縛り難いことや縛ることでできるコブやバリをなくして糸絡みを少しでも防ぐためです。今回はチチワにして、シンプルに軽量化を狙いました。
4.パイプに瞬間接着剤を流し込み、固定します。
チチワと反対のパイプ端部分は綺麗に仕上げましょう。糸絡みの防止になります。
5.今度は長い糸に印をつけます。
今回は端から7cmの場所にしました。
6.印の付近でトンボ縛りをします。(※前回の記事を参照)
縛る方は長い糸。縛られる方は短い糸です。
強く締め付けないでおきましょう。
7.短い糸の長さを定規で測り、切ります。
今回は5.7cmにしました。ハリスより1.2cm長くとりました。
先端部分は(2)と同じようにライターであぶります。2mm程短くなる程度で大きめの玉をつくります。
2mm縮むので、足の長さは5.5cmですね。
工程としては(6)の前でも良いです。
8.長い糸を強く締め付けます。
そして瞬間接着剤で固定しますが、その前に短い糸をねじって自分の好みの位置に回転させ調整しましょう。
自動ハリス止めを使う場合は、糸絡み防止を意識して調整してください。
9.長い糸の上下を切ります。
上下端は(2)と同じようにライターであぶって小さい玉を作ります。
今回、上部分は7cm。下部分を3.5cmにしました。
10.後は上の玉に道糸を縛って終わりです。
私は道糸0.5号ナイロンです。
縛り方は針と同じく、外掛け結びをします。その後瞬間接着剤でコブをならしておきます。
理由はお分かりですね。
下にはお好みでガン玉をつけて下さい。
下に玉を作りましたが、これはガン玉を軽い力で閉じても、抜けないようにするためです。
そうすると、現地でガン玉を換える時に爪で簡単に開きます。
ガン玉にも、爪を入れやすいようにヤスリで工夫しておくと良いでしょう。
なお下に玉をつけない場合にもメリットがあります。
ガン玉が水中の石などに挟まった場合は、ガン玉が外れて仕掛けを回収できる可能性が高くなります。
本来ミャク釣りというのは糸を張る釣りな訳ですから、竿から組み立てるのがベストです。
竿によって仕掛けも異なりますし、ハリスの長さや固さ、天秤自体の素材によっても各々細かい調整が必要です。
今回は私の例であり、各々の好みで自由に仕掛けを組んで下さい。
この仕掛けはハゼのミャク釣りから派生した物で、耐久性や釣果は実証済みです。
今日は酒を飲んでおりますので、この辺で・・・
こんばんわ♪
よく考えましたね(^^)
ぼくも同じような仕掛けつくりますが、L型のハリス止めをウレタンチューブで止める方法をとっています
手長蝦などの胴付きは、道糸の通しで、針を直接道糸にむすんじゃいますね(^^)
by あまね (2010-05-27 01:05)
こんばんは、あまねさん。
シンプルに使いやすくっていうのがコンセプトです。
七尺のハゼ釣り用では自信があります。
感度食い込み。良好です。
針を直接道糸に結ぶ胴突きって・・・
伊勢海老釣りみたいですね(^-^)
針が三段になったりして。
最近の伊勢海老仕掛けは下端にトリプルフック(4本組)のがついてたりしますから、どんだけ意地が強いかって、仕掛けから想像できますね。漁師の世界ですなぁ( ̄▽ ̄)
by Katakori (2010-05-28 02:03)