カエシの高さ調整 [◆針研ぎ]
研ぎ針におけるカエシの調整について下記します。
自己流なので、参考程度に留めてください。
1.カエシの荒砥ぎ
カエシの調整は針の外側と針先のR加工の荒砥ぎが終わった段階でおこなう
・荒削りになるが繊細な箇所にあたるため、ダイヤモンドヤスリの#1200を使用(RYOBI製)
カッターの刃を折って、ラッピングフィルムなどのヤスリを貼り付けても使えます。
・ホルダーと針先の角度、突き出し長さがポイントです
・ヤスリの角度がポイントです
・初心者はカエシの根本部分を削り過ぎないように注意
・荒砥ぎの仕上がり
カエシの削り量を見るために、光をあてて撮影。
カエシが低くなるので、先にR加工のアタリをつけておいた方がこの後の研ぎ加工がしやすい。
2. カエシの微調整
針研ぎが中砥ぎに進み、針全体のイメージが整った所で行う。
全体を見るため、倍率の違うルーペで撮影してみた。カエシが長いのが分かると思います。
ホルダーで針を掴む位置をご参考。(なお、昼飯になったので昼飯がてらホルダーを研磨したw)
・カエシを飛ばさない滑らかなヤスリを使用。小生のは中砥ぎ用や仕上げ用のセラミック
・左右両側からおこなう
・R面に対して垂直になるようにヤスリ、又はホルダーを動かす
・仕上がりのイメージを思い浮かべて、必要な高さと角度まで調整する
・小さいカエシほど、細いヤスリとの愛称が良い
・中砥ぎの仕上がり
久し振りなので、失敗したwが、仕上げ砥ぎで最終段階まで持っていくので、ご安心を^^
ホルダーを研磨して表面の艶を消すと針が見やすくなります。
後は針の外側とR形状の最終仕上げをして終了です。
私の場合は、カエシ裏から追わずにR側から削っていきます。
カエシ裏から追うと、カエシ位置が高くなり立ち上がる傾向にあります。
あまりメリットないんですね。
今回は、流線を研ぎました。
0.7mmを狙いましたが0.65mmになってしまいました。精進が必要です(ノ_-。)
風の強い時にその重さが効果的に働きますので、一本は研いでおきたい針ですね^^
少ないアタリをバラさないでしっかり釣果に結びつけるため、カエシは大き目です。
重要なのが、中砥ぎの前に仕上がり後のイメージが固まっているかどうかということです。
4枚目の写真で最終段階のイメージをしっかり決めてから砥ぎましょう^^
また、ホルダーを作業しやすい形状に加工する人もいます。各々自分の好みに応じてチャレンジしてください。
なお、いつも私が研いでいる治具はフライ用のバイスなので実際の作業は異なります(;^_^A
こんばんは!
ありがとうございます!!
参考にさせて頂きます(^^)
カエシをRから削っていくのはやった事なかったです(^^;
また色々やり易いように試してみます!
中研ぎの時のセラミックの形ってどんな感じにしてるんでしょうか?
by アロエ (2014-01-12 23:46)
ありがとうございますm(_ _)m
とりあえず早急にしっかりした作りの針ホルダーを購入したいと思います(^_^;)
カエシのアール側はまだ触った事無いので、非常に参考になりました!
by 楓人 (2014-01-13 01:48)
おはようございます!
秘伝公開ありがとうございます!
カエシの仕上げって意外に難しいです!
やっぱり、どういう針を作るかと云うイメージが大切ですね!?
by shin (2014-01-13 06:45)
>アロエさん、こんばんは☆
針研ぎが上手な人に聞くと、皆カエシの裏側は余り弄ってないですよ。
最初に塗装を落とすくらいで、後は最終調整まで殆ど触りません。
最初にとっかかりを作っておくと、最終調整が決めやすくなります。
写真のセラミックは仕上げ用です。中研ぎのは黒いセラミック棒です。
五年ほど前に一杯入手して、皆に配って手元にありません(ノ_-。)
形状は仕上げと同じで、0.2~1.2mm L10mmのテーパーです。
等幅よりテーパーの方が個人的には好みです。
作業性を考えて、ある程度長くしています。
色々やって、工具を加工したりするのも楽しいですよ^^
ルーターがあるうちに、試してみてくださいねw
by Katakori (2014-01-13 18:20)
>楓人さん、こんばんは☆
ホルダー一個で色々使えますよ。
針以外に、カミソリの刃を割ってから挟んで、持ち手に使っています。
殆どこちらの方が主体です(;^_^A
ホルダーの加工は、包丁の砥ぎ石が使いやすいです!
by Katakori (2014-01-13 18:23)
>shinさん、こんばんは☆
たまには休肝日を置いて、針研ぎにどっぷし酔うのもいいですよ~。
Let's ハーリナイッ☆
by Katakori (2014-01-13 18:27)