タナゴ浮きの足を製作する [◆タナゴ浮き]
夏物のタナゴ浮きは形状は決まったが、その後も内部は進化を続けている。
写真の物はタナゴ浮きの足。カーボン製。
カーボンの浮き足は細くすると直ぐに折れると人から聞いたことがあるがそんなこと無い。
そんな釣り人とは思えない会話を聞くと、「あなたの釣り竿はどんな風にできているの?」と聞いてみたくなる。カーボンに限らず素材にテーパーを持たせることで、細くしても折れにくくなることに何故気付かないのでしょうかねぇ。最近の釣り竿を振ったことないのかしらん。まあ、浮きを作ったことが無い人なんだと思うけどね・・・。
この浮き足は右から7mm位まで入れ込む。この部分で外形Φ0.4。
先端にかけて段テーパーをかけている。切削面は荒れている。
最初は0.5程度だったが少しずつ細くすることができるようになってきた。ここが進化している部分。浮き足の重量が減るだけではなく、余分な浮力の減少を防いでいる。
浮きの塗装が完了した時点で、出ている浮き足を削る。勿論ここも段テーパーで削っていく。緻密な部分だけに自作の特工も必要になる。
カーボン材はΦ0.8を使用する。もっと細い物があるのに何故と思うかもしれないが、ここも手前味噌。作業性の部分。
でも、これは参考にはならない。
この足を装着して満足できるタナゴ浮きが作れる材料は、今の所3種類程。先日の話でのスタイロフォームは接着が未だ上手くいっていない。0.45が最小だった。バルサや桐は試していないが、細くすると浮力がねぇ・・・。
“先月より材料を探している”のはこういったこと。材料の浮力とかの問題ではなく、塗装や作業性を含めて最終的な浮力は?作業時間は?耐久性は?である。
色々な材料を探すと同時に、浮き足一つにも手間をかける。この辺りのバランスを重視して浮きを製作してます。
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