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“誘い釣り”によるタナゴとクチボソの釣り分け [ タイリクバラタナゴ釣り]

今行っている釣り場では、クチボソ(モツゴ)は産卵本番を迎え、
タナゴはボチボチ入ったという感じ。
この両者は産卵期が少しずれているので、現在は釣り上げるとほぼタナゴになる。
クチボソは餌より産卵という感じ。

さて、7月以降~秋までの暑いシーズンでは両者とも産卵から回復し、お互いが餌を奪い合う状況が増えてくる。
よくこの時期に聞かれるのは、「ボソばっかりだよ~」という嘆き。
私はボソ釣りも好きだがこの時期のボソは少々ウザい。
そんな訳で、今回はボソとタナゴの釣り分けをアップした。

この両者を釣り分けるのに良く聞かれる方法は餌の選択。
タナゴを釣りたいという人は、黄身練りを使用することでタナゴのかかる割合を増やしている。
理論は無くオカルトかも知れないが、やってみると合致している状況が結構ある。
何故かは分らないがボソが黄身練りを敬遠する時があるということは確かなようだ。
ただし、魚の寄り具合に関しては、玉虫よりも圧倒的に良いがグルテンに比べ劣る。
一箇所で魚を寄せながら釣るというには最適とは言えないようだ。

また、タナを微妙に合わせることで釣り分けができる時もある。

さらに釣り分けをするのに効果的なのは“誘い釣り”である。
両者の動作や性格差から釣り分ける方法だ。

私はこの両者を自宅の水槽で飼育したことがある。両者の違いを見たかった為だ。
特に給餌時では両者の差が大きく現れる。
タナゴは上下の移動に適しており、水底から水面まで急激な上昇が可能。
ボソは上下の移動が遅く、上下の急激な方向転換が苦手。
スピードや上昇角度で圧倒的にタナゴの方が早いのだ。

また、水の綺麗な釣り場で両者のとる行動を確認しながら誘い釣りをしてみる。
両者とも動くものに興味を示すが、タナゴはスイッチが入りやすく、ボソは結構冷め気味なことが多い。

そんな訳で、タナゴ釣りでよく聞かれる“誘い”というキーワードは、釣り分けという点で、結構理論的に効果が出る手段なのだ。

さて、話しを戻し「ボソしか釣れない。」という釣り人の釣り方を拝見してみる。
やはり、餌を付けて投入したままの待ち釣りである。また、付け餌もでかい。

ボソを釣りたければ、それで○。
タナゴを釣りたければ、餌を小さめに付けて誘う。誘う為に少々硬めの餌を作る。
手返しを早くする。である。

付け加えれば、長めの竿で釣るのであれば、タナゴ浮きは斜め通しか、中通しにする。
これらの浮きは誘いによって引かれると、揚力を発生しやすく上下の誘いに適している。
勿論沈降調整での場合だ。暑い時期の誘い釣りなら沈降速度は速目が吉。
誘いに慣れると、釣り分け以外に厳寒期等低活性のタナゴにスイッチを入れる効果がある。

誘い方は記載しないが、誰でも簡単に出来るので試してみるのが良い。
状況に応じて、誘いのテンポや距離を調整すれば良いので。
また、刺さりの良い針を使用すればタイミングのみで魚がかかることもしばしば。

誘いの釣りでのアワセが連続で決まると気分が良い。
さらに水が綺麗で、サイトであればもっと「気持ちいい~」となりますよ。
練習にもなるし。

補足として圧倒的にボソが多い釣り場では、効果は殆ど無い。
その場合、止水域であれば別の方法でタナゴを釣る確率を上げることはできる。
これは追々の話しにしたい。


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